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Aigis News
2011-09-25

思いもよらぬ大トラブル!!

先日はインタビュー週間、今度は撮影週間。3日間連続撮影です。断っておきますが、本業編集屋ですから!

まず初めは、ライブハウスでのバンドのライブ収録。

G Factoryではおなじみのカミオカンデくんは光よりも速い、(それはニュートリノ)ではなくもう余裕な感じ。

この日は、名古屋のTight Ropeというライブハウスで、

THE S☆CRAP

さんを撮影。

ノリノリでリハーサルを聞いて、いざ本番となって愕然!!私はソニーのSR12というやつで、ギターの前で収録。

と、ところが、あまりの大音響でHDDがぶっ飛び!!!!

こんなのはじめて〜!!!

まあ、噂には聞いていたが、そんなことが自分に起こるとは。HDDは振動に弱い、それは「空気の震え」でも同じ。

ということで、ノリノリ気分は一瞬で醒め、SR12が「HDDを修復中」というのを真っ白な頭で見て、これって今撮影したファイルはどうなっているのかなあ??と思いながら、想定外の事態にまったくカメラアングルが決められない。

なぜなら、できるだけ空気の振動を受けにくい位置で撮影するしかなく、それでも、PAとギターアンプの前は完全な音のバズーカ砲!

もともとバンドの方から、大音量だ、と聞いてましたが、HDDがぶっ飛ぶとは…..

ライブハウスは暗かったので、現場写真がないから、次の日の撮影機材でその全貌を紹介したい。

次の日、ほぼ同じ機材で撮影に臨んだ。写真はAX2000に、ラインとノイズマイクを入れ、本体のSDカードと別に、Ninjaでも収録しているもので、バンドも同様に収録。

ライブハウスでは、ステージの正面から引きのカメラのポジションで、上のライブハウスの写真は、AX2000のもの。

悲しい事に、NinjaもHDDで運用しているので、これまた「ぶっ飛び」でした。

距離はまあまああったんですけどね〜・・・・

編集室で確認したところ、SR12もNinjaも、とりあえず飛ぶまでのファイルは出来てます。みなさん安心して下さい。(爆)

しかし、Ninjaは細かく切れすぎていて、使えるレベルではなかった。じつは音声もNinjaをマスターとして使うつもりでいたのだ…..

しかし!!音声も、ラインとノイズマイク(ゼンハイザー416)を、ハイパーリミッターに入れて、NInja(RCA-ミニピン)と、AX2000(XLR)へ分配していた。

おかげで、バンドでもっとも大切な音声は無事守られた。まさかNinjaのHDDが音の振動でぶっ飛ぶなんて思ってなかったけど、念のためバックアップ体制をとっておいてよかった。

しかも、現場で立てた416が、非常にいい仕事をしてくれていたのに驚き。なんせ現場は周りがうるさすぎて、ノイズマイクの音なんかまるでモニターできない。

たぶん大丈夫だろう、とカンでやったが、ハイパーリミッターの優秀さと相まって、かなり臨場感ある雰囲気で録れていた。

そして今お気に入りなのが、マイクスタンドを3脚代わりに利用できるローランドのマイクロホンスタンドアダプターOP-MSA1

これが色々と活躍してくれます。

ドラムスの上にCX170を仕込みたかったが、リハーサルで仕込むと、最初のバンドのみなさんにご迷惑かと、バンドが入れ替わる時に仕込むことに。

すると、完全暗転のまま、仕込みをやらさせて、アングルもフォーカスも決められない!!

なんでも、今明るくするとお客さんが始まったと思う、というのが理由らしいが、そんなの説明すればいいじゃ?

狭いところなんで、誰が見てもセッティングの為に明かりが入ったくらいわかると思うが。

この方法で撮影したドラムス。アングルが決められなかったので、ちょっと惜しいが、これまたいい仕事をやってくれてました。

で、結局私が撮影したギタリスト前の映像は、途切れ途切れのままバックアップはなし。でもカミオカンデくんのカメラや、引きのカメラなど、十分マンパワーがバックアップの役割を果たしてくれそうです。

合計5台のカメラを入れてますから、それがなりよりのバックアップだった。

編集素材をカミオカンデくんに渡し、その日の反省会で深夜2時に。(反省が必要なのは私だけだが)

そして2日目の撮影で待ち時間に爆睡している所をaiaiに撮られていた。

じつは、この現場は江戸時代の歌舞伎の上演を再現するために、ろうそくの明かりだけで芝居をするという、今度は光が厳しい現場。まだまだ未知の収録現場はあるなあ。