ついに我が家も「SlingBox PRO-HD」を導入
長年、あると便利だろうな〜と思い続けていたSlingBox。これでいったいなにが変わるのか?政治も経済も、明日の幸せにも関係ないだろう、でも「個人的には」、これは革命的な家電!!!!
Sonyなど日本メーカーが、4Kテレビ(ハイビジョンの4倍)という規格のものを出してくる。
あ〜日本らしいな….それは「改善(Kaizen)」の範囲であって「革命」ではない。
つまり、登っている階段で、単に次の段を踏んだ、というくらいのことだ。
余談だけど、VHSがレンタルビデオの花形だった時代、その画質に文句はなかった。で、HDを国策として押し売りされ、まだ使えるブラウン管がゴミと化し、国民が望むかどうかと関係なく、HDとなった。
そのうえ、4Kを家庭に持ち込む!
どのくらいの人が、家庭に「ハイビジョンの4倍の画質」を必要としているのか?
(家庭目線で話してるけど、仕事の用途ではまた別の話です。)
そんな必要性がイマイチよくわからない高画質化という「改善」をちまちまとやっている間に、ここにも黒船が!!
それがSlingBox PRO-HD!
スティーブジョブズ氏の友人には、宇宙人がいたのではと思えるくらい、Apple社の発想はどの人類よりもユニークだ。そのAppleがテレビを出すとの噂がある。もしAppleがテレビを作るならソニーよりも「高画質」なんだろうか?
YouTubeで映像を見て、HD以外でアップロードされたからと言って、「画質に不満」はない。
そう、もしAppleがテレビを作るなら、それは「ネットワーク対応」の「ホームサーバー」になるのだろう。でもAppleがなかなかテレビを出さないから、待ちきれなくて買っちゃったのが、このSlingBox PRO-HD。
つまりこれは、「BDレコーダーに撮りためた録画番組を、インターネットを経由して、MAC(パソコン)やiPhone、iPADでみられるようにする機械。また番組の予約録画などのリモコン操作も可能」。BDレコーダーをネット経由でリモコン操作するため、海外でロケ(仕事)している時、日本の番組を録画しておきたいとか、たまる一方の録画番組に、ちゃんと見る機会を与えてくれる、最高に便利なハードウエア!
Macとネット環境さえあえば(G Factoryにはウインドウズは1台しかなく、しかもデジタルサイネージのプログラム専用機なので、「パソコン」=Macと書くが、SlingBoxはウインドウズにも対応。)、どこでも家のBDレコーダーが操作できる。
iPhoneから、移動中に視聴や操作もできる、こういうテレビこそ、高付加価値というものではないのか?
上の写真の上にあるのがSlingBox PRO-HDで、下にあるのが、SharpのBDレコーダー「BD-HDW75」だ。
じつはソニーは過去にロケーションフリーという同じコンセプトのものを発売していたのだが、どうも今は姿を消したようだ。また、SlingBox PRO-HDの類似品は他社にもある。
その仕組みは、買ってネットにつなげて、ユーザー登録すると、SlingBoxのHPから、WEBブラウザで自宅のBDレコーダーが操作できる。各社のリモコンに対応していて、電源はそのリモコンで操作でできるため、BDレコーダーに電源が入ってなくてもよい。ちなみにBD-HDW75(Sharp)では、問題なくいろんな機能が使える。もちろん録画でなくても、テレビも見える。
SlingBox PRO-HDに、リモートコントロール用の赤外線を出すハードが付属。これで自宅のBDをネット経由でコントロールできる優れもの!
実は今も、1FにあるBDレコーダーで録画した「ワールドビジネスサテライト」を、2Fの編集室で見ながら(聞きながらだけど)ブログを書いている。
ただし、設定時にちょっとややこしいかったのが、「同じネットワーク」からでないと設定できない、という説明。
私はネットワークは全くの素人だが、HUBが入っていても、それは同じネットワークだと思っていた。だってそれで相互にMacにアクセスできるじゃないか。
ところが、SlingBoxではHUBがあるなら、そのHUBの直下にあるMacだけが、「同じネットワーク」であり、設定用に使えるということだった。と、思われる。というのは、この方法で上手くいったのだが、具体的には下記のとおり。
写真は、ソフトバンクでもらったWi-Fiルーター。LANケーブルは、HUBで分配されこのワイヤレスに入っている。寝室にはMac Book Proしかなく、それがワイヤレスのみの接続なので、このWi-Fiルーターにある、LANの出口にSlingBoxを繋げてみた。それが上の図の状態。この状態で完全に設定が可能だったため、HUBがある場合は、その直下のグループなら設定できるのでは?と考えている。
一度設定が終わると、どのMacからでも操作できる。WEBブラウザを使い、IDとパスワードでログイン。自宅のBDレコーダーが外から操作できる。もう最高だ!
だが、ささいな問題点がある。
なんと、SlingBox PRO-HDにはHDMIはついていない!!!我が家では地デジ化にともない、エディオン(当時エイデン)で安かったシープのアクオスと一緒にBD-HDW75(BDレコーダー)を買ったのだが、これにはHDの出力はHDMIが1系統のみしかない。(SD出力はコンポジット)
MAC Book AirにだってHDMIが付いているのに(爆)
ということで、SlingBox PRO-HDには、コンポジットで接続している。だがアスペクト比が設定可能で、16:9の視聴ができる。
でもせっかくなら、HD信号を入れて見たいと思うのが人情というもの。
まずはテレビとSlingBox PRO-HDにHDMIを分配するため、HDCP対応の分配器をAmazonでゲット。
サンワダイレクト HDMI分配器 H ¥ 4,480
背面はこんな感じ。まずはこれが届いたので、分配をテストしてみたが、まったく問題なく使える。
続いて、HDMIをコンポーネントに変換するLKV384 ¥ 4,980中国製が届いた!これは楽天でポチ。
きた…..5,000円の変換器なんて、変換できれば大喜びな瞬間だ….
このメーカーは、GH2をカスタマイズするさい、HDMI分配器を買ったのでちょっと期待している。だが、HDCPが関係している、はたして結果は?
背面はこんな感じ。無事変換してくれれば良いのだが!
一緒に、ELECOM コンポーネント・RGBビデオケーブル 0.5m DH-CC05も届いた。 ¥ 399に配送料・手数料: ¥ 500かかって、合計: ¥ 899。これはAmazon。
BNC端子じゃないコンポーネントケーブルをはじめて買ったぞ….しかもこのHD時代に……
ということで、変換に必要な分配器・変換器・ケーブルが揃ったのだが…..
結果は
変換できず……
あ……
LKV384の本体に問題がないか、HDVデッキのHDMIを入れてみたが、それは全く問題なくコンポーネントとして出力されているため、LKV384にはまったく罪がないようだ。
この結果から推測される結論は、「もっと高い変換器を買いなさい」ということ。
ちなみに、Macで録画を見るのに、コンポジットだからといってまったく問題は感じない。ま、コンポーネントに変換できなかったので、ストリーミングでの画質がどうなのか気になるところだが、もうこれ以上の冒険はしないことに決定。
あとは時間ができたら、iPhoneからの視聴の準備をやりたい。