Skip to main content
Aigis News
2013-09-14

執刀医にGo Pro Hero3(BE)を装着して頂きました

脊椎手術の撮影の依頼を受け、Go Proでの撮影を提案させて頂きました!
しかし、それには解決しなければならない困難が!!

まずは手術時間が6時間。Go Proのバッテリーでは約2時間しか稼働しない。
そこで、USB大容量モバイルバッテリーを検討。これがすげー難しい。アマゾンのレビューを見ても、いいのか悪いのかよく分からん。

悩んだ末、選んだのは「Anker Astro2」(写真上)

買った時に、インジケーターが3つ点灯していたので、充電せずにGo Proの連続録画をテスト。
ここでいくつか問題点を発見。

まずGo Proのバッテリーを入れておかないと、そもそも電源が入らない。Hero2の時は、バッテリーがなくてもAC駆動していたのだが、Hero3はそうはいかないようだ。

(注・Hero2では、AC駆動させるだけなら本体のバッテリーは不要。しかし、録画する場合はバッテリーを入れておかないと録画できない。)

Hero3のスケルトンハウジングは、HDMI出力にケーブルが刺さらない。まあ強度のためかもしれないが、不便だぞ!モバイルバッテリーで駆動させると、AV出力がUSBモバイルバッテリーに場所を取られる。
そんな前提で作っていないんだろうけど、Hero2ではUSBがAV出力ではなかった事とか、Hero3は小型化の犠牲になったことを感じさせる。
仕方ないのでWi-FiによりiPhoneでモニター。

この状態で、6時間(64GBのSDカードで、連続録画が約6時間47分・1080/30P)連続駆動させると、ちょ〜発熱する。

しかし発熱によって熱暴走するとか、という問題はなかった。

ドクターの頭に付けて頂くのに、さすがに熱くなるのは心配なので、本番ではアングルを決めてから、Wi-Fiは使わなかった。これで発熱は抑えられる。

またAnker Astro2は、なぜかAC100Vからは充電できない??
MacのUSBポートからなら普通に充電できます。

無事手術が終了!
術式を変えたため、麻酔から4時間、録画時間約3時間で終了。

Go Proなどウエアブルカメラは、広角側が強いのがポイントだが、術野がもっとアップにできないか、という相談を受けました。
しかし術野をアップさせると、(これが可能なウエアブルカメラは、パナのAG-HCK10G+AG-HMR10くらいしか思いつかないが、レコーダーのAG-HMR10は生産完了・ビクターは光学ズームではないので、論外。)少し頭を動かすと、術野が録画画面から外れてしまう。

やはりアップするとなると、天井カメラのようにカメラを設置する必要がある。

これについては、解決策を検討してみたので、またドクターとご相談させて頂き、撮影に臨みたい。