Skip to main content

タグ: 赤外線

Dアカデミーで講師をさせて頂きました

2016年9月9日、Dアカデミーで講師をさせて頂きました。 今回のDアカデミーは、UAV(Drone)に搭載できる、3つのカメラについて、それぞれの分野の専門家が話しをする、というものした。     可視光線を捉える「ビデオカメラ」、可視光線に加え、レッドエッジと近赤外線を捉える「マルチスペクトルカメラ」、そして見えない光の波長を捉える赤外線カメラ。 まずは私がビデオカメラについて話しをさせて頂き、だんだんと見えなくなる光の話となるので、聞いていてとても良い構成だと思いました。 また、このような多彩な話が聞けるのは、Dアカデミーならでは、と思います。 深夜に車で東京に移動し、車で仮眠しての朝。 まずはDアカデミーの主催者、依田さんに今日の講義の大まかな説明をさせて頂きました。 依田さんからは「人生観が変わる」という評価を頂き、もうこれだけでやりきった感満載になってしまいました。 今回は、DJI機に搭載されるカメラを中心にしていますが、「重箱の隅」のような話で、大きく下記の3つです。 1)カメラマンが操作すべきこと、その仕組み。 2)量子化の基本と、映像信号の間引きとガンマ。 3)REC.709とLog 依田さんに話しちゃったから、もう終わったような気持ちになりましたが、本番はここから! 上の写真はMacユーザーなら、こういう名前のコーデックがあるのでなじみ深い4:4:4とか4:2:2とは、つまりなにを指しているのか、というYUV信号のカラーサンプリングの話です。 映像記録で、ガンマの話は避けて通れないので、ガンマにはページを割いています。こういうのもたぶんあまり解説するようなセミナーが少ないのでは、と思います。 「重箱の隅」と思っているのはこういう部分とかですが、Photoshopを使っている人から、「よく分かった」と感想を頂いたり、別の方から「なんだかもやもやが晴れた」という言葉も頂きました。 続いての登壇は、マルチスペクトルカメラについて! マルチスペクトルカメラについては、販売されている会社まで見に行ったのですが、今回の企画の相談を受け、この会社さんに講師をお願いしました。 このカメラの特徴は、「植生」、つまり植物の状態が分析できるということで、農業分野で期待されている技術です。 じつは人工衛星についていたカメラが、今日UAV(Drone)に搭載できる、という新技術です。 詳しいことは、前回のブログを読んで下さい。(クリックすると移動します) 講師の先生が、「256では」ということを「さらっと」おっしゃっていましたが、量子化の基礎も私の講義で話していたので、聞いていた方には、8bitサンプリングを10進数で表現することなどが、よく分かって頂けたのではと思っています。「光、デジタル、可視化」、今回はこれらが共通のテーマだと改めて感じました。 そして光の波長は、完全に見えない領域、「赤外線」へ。 講師の先生は、私の非破壊検査の会社、「中日本赤外線空撮株式会社」でアドバイザーをお願いしている赤外線の第一人者、K-PLUSの菊地先生。 菊地先生はさすがに慣れていて、私も見習いたいと思います。Dアカデミーの良いところは、小数の参加者が、講師と一体となって進めるという点で、決して一方通行の講談ではありません。 上の写真は、菊地先生に疑問をぶつけているんだと思います。 DJIの赤外線カメラXTも、UAV(Drone)搭載用のFLIR製カメラも、いづれも可視カメラが搭載されていません。 日本の産業分野で、赤外線画像だけで完結できる仕事がどれだけあるのか?という問いかけですが、FLIR+DJIは、もうその声に応える準備はあるようです。 セミナーも無事終わり、懇親会へ。 じつは今回は仕事の相談もされていて、その件でわざわざ九州から来て頂いた方がいらっしゃいます。Dアカデミーのすごいところは、実際の仕事に結びつく出会いがあるという点です。これは異業種交流会などでは、まずないだろうと思います。懇親会にて、仕事の話を進めさせて頂きました。 1年くらい前に、Dアカデミーで菊地先生が赤外線の話をされて、その時、ちょこっとだけFLIR...

続きを読む